お前が嫌い

極めてパーソナル

ウォーム・ ボディーズ

ウォーム・ ボディーズ (2013年)
(原題:Warm Bodies)
監督・脚本:ジョナサン・レヴィン(Jonathan Levine)

感想っていうか妄想なんだけどね。

Rは、彼氏くんを殺して脳を食べて、彼氏くんの記憶を映像としてというか、フラッシュバック的に鑑賞したじゃん?
ここを、第三者的にではなく、R自身の脳にその記憶を定着させるような演出をして、擬似的にRの体の中に二人の人物を重ねる感じにしたいなぁって妄想した。
すると、『彼氏くんのことは僕が殺した』と告白するシーンにおいてパラドックス的なものが発生して楽しくない?
例えばこれを知った彼女、ジュリーがRに対して憎しみを感じたなら、それは確かに正しいんだけど、実はRの頭には彼氏くんの記憶が宿っていて、それは即ち彼自身とも言えて、という。
ここで描かれるのはRの肉体を通した視点ね。彼はジュリーの恋人を殺したし、同時にRに殺された恋人でもあるの。
ジュリーに拒絶されてしまう切なさというか、その微妙な心理を観たい。
Rに対して、あなたは何者かと問うシーンが何回かあったよね。これもそのまま使いたいなー。
(そのときは前提として、「彼は昔の彼から変わっちゃったから」的な、ささやかながら心が離れる方向へ向いている設定は抜きにして、互いに好き好きな感じのほうが良いかな。)

アニメにこういう設定の作品ないのかな。
ありそうじゃない?
少なくとも記憶というものをテーマにしたアニメは幾つか挙がるし、その流れで無いもんかな。
ある事件やら事故、何かしらの出来事によって、ヒロインの愛する人を殺した憎い敵と、殺された愛する人とが同一の肉体に収まって一つの人格を形成してしまうような感じ。
そのとき、人格が別々に存在したまま肉体を共有するんじゃなくて、肉体の中で融合してほしいわけよ。
彼女の恋人を殺すという罪を犯した男は、同時にその恋人自身でもある。これよ。
記憶が人格を形成する、記憶こそ人間の魂であるという考え方が前提だ。

あるのかな、別にアニメに限らず広く調べればどっかにはあるのかも。
もしかすると、数ある有名なタイトルの中にも、既に存在しているかも。
観たいわぁ、読みたいわぁ。