お前が嫌い

極めてパーソナル

アベノ橋魔法☆商店街

アベノ橋魔法☆商店街(2002年)

監督:山賀博之
シリーズ構成:あかほりさとる山賀博之
アニメ制作:マッドハウスGAINAX
企画・原作:GAINAX

いやもう、まず、

オモロイやないかいッ!!

ドツボや…。

っていうのと、

あるみにムラつくのと、

アニメーションがイキイキしていて最高なのと。

ネムネにそれ町の辰野トシ子的サムシングを感じるってのと。ルックスの話ね。

第3話は今石洋之演出作画で実質TRIGGERなのと。
6話の絵コンテに片渕須直の名が!
脚本にちょくちょく花田十輝が。
6話のあるみ、ムラつくし。
あるみのキャラソン、劇中で使われるのな。
いや、あるみ可愛い。すっげ可愛い。
くそぉ、6話の予告のあるみも良い…。
10話、カードキャプターあるみで笑う

いや、ニコニコでたまたまラジオを聞いて、思い立って1話を観て、良さげやんて思ってたら1話の最後の急激な展開についていけず2話に行けなかったアベノ橋…。
何年前のことだろうか…それきりだった。
今だから分かるこのアニメーションの面白さ…。
メチャクチャなストーリーなんだと覚悟出来てるが故に楽しめるというのもあるな。
だってあんな良さげな1話の流れからこうなるなんて思わないもんな笑

最終回まで観た。
しかし、サッシがすごい。ほんとすごい。
普通なら現実を受け入れて終わると思うし、そう予想してたからさ。

『なんで僕は子供なんや!』的なこと、言うじゃない。
その後、大人の力というものをもって、思い通りの世界を築いちゃうじゃない。
子供の理想をゴリ押した形だよね。あるみと離れたくないんだ!っていうワガママを押し通してしまった。
まどマギのほむらを思いだした。あれはもう、世界のすべてを改変した、というか、サッシは新たに創造して、そこにあるみを閉じ込めたんだろう。
ネムネの存在が、現実でない証なんだ。
僕は、あるみの、どんどん遠くへ行きたい、例えばニューヨークや月に行ってみたいという考えに触れて、ならば、サッシは『夜は短し歩けよ乙女』の先輩の如く、必死こいて先へ先へ、歩みを進めなきゃあるみの隣には居られないなと思ったんだよ。
でもサッシにはそういう選択はできないんだよ、あるみと比べて考えが子供だから。
しょうがないよね。そりゃ。あるみが大人すぎるよ。
なんかもう、スゴイ作品だった気がする。
だって、多くの作品は、主人公が大人になっていく、成長する、そういうことを描くじゃない。なんで、多くの作品の主人公が子供、あるいは不完全な人間であるかって、成長物語という側面を付すことができるし、成長の余地があるぶん、物語も作りやすいからだと、そんなことも聞いたことがある。
一方、本作は子供が子供のまま終わるじゃない。
アニメだから許される力技なのかな?
子供のワガママを叶えて終わるこの作品に、これで良かったのかなという疑問は残りつつも格別の気分なんだよ。
ただ、制作陣は制作陣で、それに自覚的であるからこそ、最終回において第一話の予告を入れてループを起こす。
メタ的だなとは思う。視聴者に対する直接的なメッセージだしな。制作陣からの。今更か。
あるみの”やりたい”を閉じ込めた。その是非は?
悩ましいことだよ。いろんなことを考える。
僕も、誰もが、引っ越してしばらくすれば、なんだかんだ、人間はそこに在る環境に適合していくことを知ってる。
或いは、土地に残ったサッシは、その土地に居るぶん、あるみよりも過去を引きずるかもしれない。
うーん、一度離れてしまえば、『君の名は。』以前の新海誠作品よろしく、あるみはサッシの手に届かない場所に行ってしまうかも。物理的距離だけでなく、精神的にも。
北海道は遠すぎるよ。小学生だよ?
『秒速』はまだ会いに行けたけど、無理だよね。
あるみと一緒にいたいという子供のサッシの願いを叶えるには、子供のサッシが叶える他にないのかも。
大人になる頃には、サッシの中で、あるみは一番じゃなくなるだろうし。
なんだろう。
なんか僕、死にそうだよ。そうだよ。
成長物語なんて、ずいぶん上から目線だよ。いや、それで良いんだけど。なんて言えばいいかね。
子供の願い、ワガママに対して、子供目線、当人の意識に近いところで制作されているような。それがたまらん。
正しくはないのかもしれんが。
あるみのためにはなってないのかも分からんが。

…ラジオドラマでさ、将来のサッシは、あるみのヒモになってたよねそういえば。なんでも、やがて来る未来はそのようになってるのだ、という。そんな未来は嫌や〜!っつって、アレコレ奮闘する、みたいな感じだったか?
あのラジオドラマのストーリーはどのようなものだったっけな。
…持ってんだよな僕。ラジオドラマCD。本編も観てなかったのに笑
聴こうかな…。
話ずれたけどなにが言いたいって、そういえば、あるみの将来は暗くなってるな、という笑
あるみの人生を考えれば、北海道に行ったほうが良かったのかもしれない。ね。



…ラジオドラマCD、1丁目、2丁目、とあるんだね…。
持ってるのは一丁目。持ってない2丁目は…プレミア価格かな?
ラジオ音源で聴くしかないな。聞く手段があるからまだ良いが。




たまこ、『たまこまーけっと』のたまこは、商店街から出たがらないんだよ商店街が大好きだから。
しかし、カラフルな商店街の外に駆けて、色の冷たい京都駅で、もち蔵との繋がりを確かにした。商店街の外で確かに繋がった、それがすべてなんだよな、あれは。
思い出したから書いたけど、だからなに、ってことはない。