お前が嫌い

極めてパーソナル

ジャズ大名

ジャズ大名(1986年)

監督・脚本:岡本喜八
制作:大映

Netflixじゃ観られなかった奇作品。
Amazon Prime Videoで視聴。
原作は筒井康隆による。『パプリカ』の人よ。今敏がアニメ映画化したでしょう。
だけあって、やはり、本作を観ていて『パプリカ』は思わせたよ。
序盤、いきなり出てきた「ええじゃないか」の行列。その異物感が気持ち良いし、なにより、映画そのものが進んでいくに連れ、ストーリーというものから離れていって、ただただエネルギッシュで陽気に狂乱な様相を呈す後半は、なんというか、凄まじかった。
観たことないよこんなの…。
山下洋輔タモリが特別出演しているらしい。
小さいピアノ弾いてるのが山下洋輔
タモリはわかりやすい。
映画のクレジットには無いけれども、wikiを見ると細野晴臣もどっかに居るらしい。どこだ!?
あと、演者の歩く足や、襖を次々に開けていくのに合わせた「ポン、ポン、ポン」とか、映像の合間に挟む文字だけの画面とか、演出が面白かった。
特に文字だけの画面なんか、シャフトのアニメ、物語シリーズあたりを思い出したよね。面白い。

床下でジャズに明け暮れている間にも、その上を幕府軍や官軍が渡り、世は明治に移り…。
果たして何時まであの狂乱の演奏会は続くんだろう。
この映画を観て、作品の中に、時代に対する俯瞰的な目線を見るか。
狂乱のハッピーなジャズセッションに明け暮れる彼らと、床の上の世の争いとの対比からなにを見るか。
だから何ってこともないけども。観ていて何かを思わせる映画でもあった。

メモ(他ブログリンク)
http://home.f05.itscom.net/kota2/jmov/1996_02/960204.html