お前が嫌い

極めてパーソナル

キノの旅 -the Beautiful World-

キノの旅 -the Beautiful World-(2003年)
監督:中村隆太郎
脚本:村井さだゆき
アニメ制作:A.C.G.T.

あっ、あっ、4話はなんだ。
語るところの多い重要な回だな?
一番重要なのは、キノが、女の子してるということだ...。かわゆ...かわゆし...滅んでしまう....
赤らんだキノ、キノちゃんが...あぁ....
「君の好きなことは?」
「うたをうたうことっ♪」
んんんん〜〜〜〜.........
男キノが歌を歌い、下手だろ?と問いかけたときのキノちゃんの表情の可愛さ。
失敗作だというなら是非貰い受けたい.....
あぁ〜、たまらん。男キノが刺された直後のキノちゃんの空飛ぶ鳥を見つめる表情!
関係ないけどここ、暁美ほむら思い出したんだけど。それも悪魔な感じの。
赤いリボンも相まって、かもしれない。別にストーリーの解釈と結び付ける気は無い。
モトラド、つまりエルメスに乗って逃げ出したキノちゃん。
エルメスの指示に返事するキノちゃん。

「うん」

「うん!」


         か わ い い


しかし、登場人物の名前である。
主人公キノの本名はキノでなく、国を訪れた旅人の名こそキノであるという。
なんだなんだァ!?どういうこっちゃぁ??
キノちゃんの本名は、何か花の名前で、読み方を少し変えるととても嫌な悪口になる...。らしい。
本人がもう、自分の本名を覚えていない。
この作品についてはネット上でも盛んに考察がなされた、あるいはなされているそうで。
まだ、そのような作品の解釈について書かれたブログ記事等は読んでないけれど、知恵袋のキノちゃんの本名についての質問への回答に
『「カードキャプターさくら」の主人公・
木之本桜にかけて、「キノ、元、さくら」という
ジョークになっている可能性も。
あのあとがきや著者近影等をみると、
時雨沢氏ならこれくらいのジョークは
やりかねないように思います。』
というものがあった。”この人ならやりそうだ”という感覚を信じるにしても信じないにしても面白いね。ほぇ〜



キノちゃんの国では12歳から大人。
頭を手術して中から「子ども」を取り出す。
嫌なことでも笑ってできるようになる...。

キノちゃんの生まれ育った国も、今まで旅してきた国と同様、特殊な文化、考え方を持ってる。
それぞれの国で生きる人々の持つ、それぞれの国における普通の価値観は、その国の民みんながそれを共有している。
キノの旅はまだ17年アニメと本作4話までしか観てないけど今のところそれは一貫している。
う〜ん、なんか、一つの国に居着きたくないというキノちゃんの考え方は、こういうところに起因しているのかなぁ。
ある文化の中で染まってしまうことを嫌うのかも。大人の国でキノちゃんが見た、失敗作だ失敗作だと皆して同じように喚く”死んだも同じ”住民や自身の親のようになる事を拒んだ結果として、旅人キノがいる。
キノちゃんが男キノと話す中で質問をした。
男キノは、大人であるか。
『君の言うところの大人では無い』
では、子供か。
『君の言うところの子供でも無い』
大人でも子供でもなければ何か。男キノは、他の何でもなく、キノであると。
国の民と比べてどうだろう。大人を演じる彼らに比べ、個というものを持っているように見える。
自分の考えを持って、自分のしたいようにする...。
彼女は、生きるためにエルメスに乗って脱出をした。
国を出た結果キノちゃんは、肉体的な死から逃れたと同時に、人としての死からもまた逃れ、元の名を捨て、キノとして生きていく。

12話。序盤のキノちゃんとエルメスの会話から、なにその...いかにも大人の国っぽい...と思ったら案の定、4話で観たような光景が。
しかも出てきた”さくらちゃん”。
出てくるんだね、さくらちゃん。しかも、この国で、その場所で、同じ花を投げられて、ねくらと呼ばれて。

あの結婚式を挙げる青年って、やっぱりアレかな。
4話で親に連れられて病院に向かった子かな?
銃を直してくれた爺さん、男キノか?
男キノもまた、師匠にお世話になったのか。
キノちゃんと同じように。

生きるために脱出したキノちゃん。
国と共に死ぬ事を選んださくらちゃん。
状況は違えど、そういう意味では相反するというかね。

しかし、良いアニメだったな...。
演出も、いかにもlainの監督って感じだった。