伊藤真澄『Wonder Wonderful』

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「最近、音楽を聴く際にはもっぱらAppleMusicを使っていて、すっかりCDを買うことがなくなった~!」となれば、いち消費者としちゃ最高だ。聴きたいと思った作品が漏れなくその中で聴けるならばそれに越したことはない!
けどそうもいかないのが現実であります。
サブスクリプション音楽配信サービスでは聴けない、みぞおちワクワクな作品なんかいくらでもあるわけで....。

最近買ったアルバムの中ではなかなか、みぞおちワクワク度の高い作品だった。
随分と前のことですが、「人類は衰退しました」のEDに使われた『ユメのなかノわたしのユメ』を聴いたときのみぞおちのワクワクっぷりといったらもう!トキメキました。
アルバム買おうかな〜とそこそこ長い間恋心を募らせ、遂に購入に至ったわけです。
楽曲自体はドリーミーで、全体的にストリングスで装飾されたもの。ドリーミーというのは、このVoの持つ特性でもあるのだろうし、コード選びや、この複雑かつ大胆な楽曲展開に起因するんだろうね。
Acoustic&Electeic Guitarの演奏者としてオオニシユウスケ氏の名がクレジットされてるけれども、彼のギターが効いてるなぁ、なんて思ったり。
『ねむねむ天使』なんかWeeny wish!のフレーズがキャッチで、4つ打ちでリズム的にも分かりやすい、今作随一のポップ具合だけど、ふわふわ巡る電子音がやはり、『Wonder Wonderful』の1曲って感じ。
アルバムを聴き始めた頃は、『ユメのなかノわたしのユメ』ほどの目まぐるしさを持つ収録曲は他に無く、それが物足りなかったりもした。しかし、改めて作品全体を鑑賞してみると、その世界観はキチンと共有されていて(統一感があって)アルバムとしてなかなかのもの。最終的にはやはり愛すべき作品だなと思わされました。
複雑な構成、されどそれを感じさせないメロディ、その世界観に一度囚われれば最後まで浸れる傑作であります。